第三回演奏会

この世界はすべてこれ一つの舞台,
人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ.

 

2004年2月15日 14:00開演

於 坂井輪地区公民館 音楽室

作者不詳 (Anonymous, ca. 1730)

  リコーダーソナタより アダージョ〜メヌエット〜ガヴォット

L. クープラン (Louis Couperin, before 1626〜1661)

  プレリュード ヘ長調

J. van エイク (Jacob van Eyck, 1589/90〜1657)

  人は夜、何をする 〜 マリアの賛歌

J. J. フローベルガー (Johann Jacob Froberger, 1616〜1667)

  トッカータ 11番

J. van エイク (Jacob van Eyck, 1589/90〜1657)

  道化師

作者不詳 (Anonymous, ca. 1680)

  グリーンスリーヴス

大作綾(リコーダー)

海津淳(チェンバロ)


 第一回・第二回と満員御礼が続いたため、もう少し広い場所を求めて公民館に移りました。ただ、搬入経路の制約があって、楽器は依然スピネットのままです。もっとも、ホールとは違いますし、また反応の良さなど小型楽器なりのメリットも確実にありますから、曲を選べば別段問題になりません。

 第三回のプログラムは、リコーダーとチェンバロ、それぞれの持ち味を存分に引き出す独奏曲を中心に組まれました。
 ファン・エイクは盲目のリコーダーの名手で、曲集『笛の楽園』をひもとけば、教会の庭で親しみやすい旋律を自在に変奏しては、訪れる人を楽しませた彼の姿が浮かびます。チェンバロにはルイ・クープランとフローベルガー。リュートの影響を色濃く残して、拍子にとらわれずに空間に響きを織りなしていく、独特の世界を築いています。


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L. クープラン : プレリュード ヘ長調

J. van エイク : 道化師

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