佐渡へ佐渡へと草木もなびく
佐渡はいよいか 住みよいか.
2005年3月15日 19:00開演 於 佐渡中央文化会館 小ホール 第一部♪新穂リコーダークラブ J. B. ルイエ (Jean Baptiste Loeillet (de Gant), 1688〜ca.1720) リコーダー・ソナタ ニ短調 ♪佐渡リコーダー愛好会 A. ヴィヴァルディ (Antonio Vivaldi, 1678〜1741) ピッコロ協奏曲 ハ長調 op.44-11 R. カー (Robert Carr, 17c) イタリアン・グラウンドによる変奏曲 ♪村川直子・村川比奈子 J. B. ルイエ (Jean Baptiste Loeillet (de Gant), 1688〜ca.1720) リコーダー・ソナタ イ短調 ♪佐渡地区リコーダー教育研究会 (有志) J. マッテゾン (Johann Mattheson, 1681〜1764) 3本のリコーダーのためのソナタ ハ短調 op. 1-4 第二部♪楽路歴程 金泉晶子 (ソプラノ) 松井美和(フラウト・トラヴェルソ) 奈良秀樹 (ヴァイオリン) 笠原恒則(チェンバロ) F. ショヴォン (Francois Chauvon, before 1710 〜 after 1740) 室内楽集『ティビアデス』 第一組曲より M. P. モンテクレール (Michel Pignolet de Monteclair, 1667〜1737) カンタータ『ディドーの死』 J. デュフリ (Jacques Duphly, 1715〜1789) ベロムブル 〜 三美神 〜 魔女メディア L. N. クレランボー (Louis-Nicolas Clerambault, 1676〜1749) カンタータ『オルフェウス』 (アンコール) G. カッチーニ ? (Giulio Caccini, 1551〜1618) 〜 アリアス・ゴイヤー編曲 アヴェ・マリア 新潟市の沖合に浮かぶ佐渡島。沖縄に次いで日本で二番目に大きなこの島には、古くから政争に敗れた京の貴人たちが流され、都の文化の香りを残しています。大型のチェンバロと人間四人(!)をワゴン車一台に詰め込み、フェリーで海峡を渡りました。さいわい行き帰りともに凪の天候で、ほとんど揺れませんでした。 会場にした小ホールは天井がとても高く、上方の石壁に弾んで豊かに響きます。特に旋律楽器や声楽には素晴らしい適性を示し、歌と一緒にチェンバロを弾いていると、楽譜や鍵盤から目を離して、向かい側の天井付近に響いている声を見上げていたい誘惑にかられるほどでした。 佐渡では学校教育でリコーダーが熱心に進められており、演奏会の前半は島内のリコーダーアンサンブルを公募して演奏していただいたのですが、レベルの高さに驚きました。海を隔てているとはいえ、対岸の新潟とあまり行き来がないのは、なんとも勿体ない気がします。これからもっと交流していければ、お互いにとって随分プラスになるのではないでしょうか。この公演がその一里塚となればよいのですが。 Play back... F. ショヴォン: 『ティビアデス』 第一組曲から プレリュード M. P. モンテクレール: カンタータ『ディドーの死』から 「人の敵わぬ荒波よ...」 再生方法などはこちら |