2007年6月24日 14:00開演 於 ヒーリングホール(皮膚科まるやまクリニック内) バロック G. ル・ルー (Gaspard Le Roux, 1660〜1706/1705出版, 仏) 2台のクラヴサンのための組曲(抜粋) G. F. ヘンデル (George Friedrich Handel, 1685〜1759, 独〜英) 2台のチェンバロのための組曲 ハ短調 HWV446 J.-Ph. ラモー (Jean-Philippe
Rameau, 1683〜1764/1735作曲, 仏) 優雅なインドの国々 古典派 Ch. シャフラット (Christoph Schaffrath, 1709〜1763, 独) デュエット 第2番 イ短調 L. ボッケリーニ (Luigi
Boccherini, 1743〜1805/1778作曲, 伊〜西) 2台のチェンバロのための四重奏曲 第3番 変ホ長調 A.-L. クープラン (Armand-Louis Couperin, 1725〜1789/1773-74作曲, 仏) 2台のクラヴサンのための交響曲 (アンコール) W. A. モーツァルト (Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791, 独) 4手連弾のためのフーガ ト短調 KV401(375e) 笠原恒則(チェンバロ) 井山靖子(チェンバロ) 第13回はアンコールを除くプログラムのすべてを、チェンバロ2台のための曲目で固めました。演奏者二人は同門の兄弟弟子で、そのため演奏にあたってお互いの意図がとても通じやすく、気兼ねなしにいろいろ仕掛けたり打ち返したりできて、弾いていても大変愉快でした。 このプログラムは、18世紀の音楽スタイルの変遷をもう一つのテーマにしています。バッハの没年が1750年と、ちょうどこの世紀の半ばにありますけれども、その前後で音楽の作り方が大きく転換していきます。休憩までを18世紀前半のバロック時代、休憩以降を世紀後半の古典派の時代とし、スタイルの聞き比べを意図しました。両者とも国を満遍なく散らし、同じフランスでも、同じドイツでも、世紀の前半後半でこれだけ違うという驚き、一方で年代を経てもどこか共通する国民性、それぞれを再発見していただけたかと思います。 Play back... G. ル・ルー : L. ボッケリーニ : A.-L. クープラン : 再生方法などはこちら |